こんにちは。世界一周中の
うんまほふうふ(@unmahofufu)です!
今回は、グルメ大国「タイ」について!
タイの地理や気候から、各地の食文化について見ていきたいと思います。
食文化について知ったうえで訪れてみると、もっと充実したタイ旅行になるはず♪
インドシナ半島の中央部に位置する「タイ」
インドシナ半島の中央部に位置し、南北に長い「タイ」。北部は山地が広がり、南部は海に囲まれています。
インド・中国の影響を大きく受ける
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インドシナ=”Indochina”という言葉から見ても分かるように「Indo=インド」「China=中国」の影響を大きく受けています。
タイの「揚げる」「蒸す」「炒める」といった料理法は、中華料理がベースとなっており、カレーなどのスパイスを使う料理は、インドからやってきました。
近隣国の影響も受ける
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また南北に長いタイの国土は. . .
・北部では中国やミャンマー
・東北部ではラオスやカンボジア
・東部ではベトナム
・南部ではマレーシア
と料理もその地域の気候や取れる食材、近隣国などにも大きく影響受けています。
高温多湿なタイの気候
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タイの気候は『 熱帯モンスーン気候 』で、年間の平均気温は約29℃と高温多湿で蒸し暑いです。
熱帯雨林気候の外縁部に発達する気候で、季節風(モンスーン)の影響で「一年中暑くて雨の多い高温多湿の気候だけど、弱い乾季が来ます」
タイの気候は大きく分けて3シーズン
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- 乾季(11月〜2月)
雨はほとんど降らず、他の季節と比べても気温が低い。年間でもっとも過ごしやすい季節で、観光には最適なシーズン。 - 暑季(3月~5月)
1年で最も暑い時期で、気温は40℃を超えることも。5月になると雨量が増えてくる。 - 雨季(6月〜10月)
最も雨が降る時期。日本の梅雨のように一日中雨が降り続くことは少なく、毎日1~2時間程度の土砂降りのようなスコールが降る。
タイには、なぜ辛いものが多いのか?
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辛いものが多いタイ料理ですが、その辛さのもととなるのが唐辛子。
もともと唐辛子の原産地は中南米です。それが、大航海以降(16世紀頃)の交易によってアジアに伝えられました。
交易によって様々な国に広まった唐辛子ですが、タイでここまで親しまれるようになったのは、気候も大きく影響しているのではないでしょうか。
- 発汗作用により体温を下げる
- 消化器官を刺激し食欲増進
- カプサイシンという成分が、食べ物の腐敗や食中毒を予防する
酸っぱいものが多いのも気候の影響?
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日本でも『夏は酸味』と言われるように、年間を通して暑い日が多いタイでは、さっぱり食べられる酸味の効いた料理が多いのでしょう。
料理には、スーパーフードとして注目が高まっているタマリンドのペーストや、ライムジュースなどをよく使います!
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酸っぱいものはカラダを元気にしてくれる〜!
タイ料理の特徴は大きく4つの地域に分けられる
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北部では、辛さ控えでマイルドな味。南部では、魚介類が豊富でその生臭さを消すためにスパイスを使った辛い料理が多いです。
東北部では、辛味と塩味強めの味。
中部・南部は、比較的マイルドな味で、外交の中心でもあったことから外国の影響も大きく受けています。
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タイ北部料理
タイ北部料理は、隣接するミャンマーやラオス、中国・雲南省、山岳民族独自の食文化の影響が色濃く、比較的マイルドなものが多いのが特徴です。 他の地域と比べて、辛さ控えめでマイルドな代わりに、「苦味」が深い味わいを引き出しています。
高い山や豊かな自然が生み出す、山岳地域ならではの素材の味、山菜や川魚を使用した独特の苦味がタイ北部独特の料理を生み出しているのです。
他の地域と比べても寒くなる山岳部は、保存のための発酵食品が発展しているのも特徴のひとつ。
タイ北部の代表的な料理
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カオソーイ
ココナッツミルクの入ったカレーラーメン
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ラープ
ひき肉のスパイスハーブ炒め
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サイウア
ハーブソーセージ
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日本ではあまり見ない料理ばかりで、とても面白かった!特にラープにはどハマり♪
タイ南部料理
マレー半島に位置するタイ南部は、マレーシアやイスラム料理の影響が大きく、スパイスやココナッツを多く使用することが特徴で、南部料理はタイの中でも最も辛いと言われています。
南部料理の辛さは、唐辛子ではなくスパイスからくるものが多く、ターメリックを使用した見た目が黄色いものが多いです。
また両側を海に囲まれているので、豊富な海の幸を使った料理が多く、タイプラーという魚の内臓を塩漬けにした発酵調味料があるのもタイ南部の特徴です。
タイ南部の代表的な料理
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カノムチーン
そうめんを絡めて食べる黄色くて辛めのスープカレー
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マッサマンカレー
ココナッツミルクのコクとスパイスが香り立つカレー
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本当に黄色いものばかりだった!そしてマレーシアなど南部の周辺国由来のバクテーやビリヤニも多かった印象。
タイ東北部料理
「イーサン」とも呼ばれる東北地方。イーサン料理の特徴は、唐辛子の辛味が非常に強く濃いめの味付けで、隣国ラオスの料理と似ているものも多いです。
自然のものは何でも食べる。イナゴやバッタなどの昆虫類、カエルやヘビ、生肉など、他の地域では食べないものも「イーサン」では食文化に欠かせない食材の一つです。
魚や肉など様々な食材を塩漬けにする文化があり、特に淡水魚と塩と米粉で漬け込んで発酵させる調味料「プラーラー」はイーサン料理に欠かせないものです。
プラーラーを使ったイーサンの代表格的料理「ソムタム」などをカオニヤオ(もち米)と一緒に食べることがイーサンスタイルとなっています。
タイ東北部の代表的な料理
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ソムタム
青パパイヤのサラダ
ガイヤーン
鶏の炭火焼き
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ソムタムはお店によって味付けが大きく異なりました!甘めのところもあればすごく辛いところまで…!
タイ中部料理
アユタヤ王朝以降、タイの交易の中心であった中部エリアは、各地域や外国からの様々な影響を受けており、川・山・海から豊富な食材が集まるので、様々な味覚が楽しめます。
タイ中部料理は、日本と同じ米が主食です。タイの米はインディカ米で、インディカ米の中にもジャスミン米(香り米)と言われる高級のものもあります。
海の魚を主原料としたタイの定番調味料「ナンプラー」や、エビを発酵させたペースト状のガピは、色んな料理の味付けに使われています。
タイ中部料理の代表的な料理
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パッタイ
太めの米粉麺で作ったタイ風焼きそば
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グリーンカレー
青唐辛子やハーブの風味、ココナッツミルクのコクが特長のカレー
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日本でも馴染みのある料理の多くは中部のものが多いです!食べ飽きないほどにいろんなグルメが集まってます♡
まとめ
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タイ料理といっても、地域によって様々な特徴が見られました!
その地域の地理的な特徴や気候などが大きく影響する食文化。実際に各地を訪れてみることで、環境やその土地への理解も深まるはずです♪
そんな自然や文化・歴史など色んな背景を感じながらとる食事は、きっと充実したものになるでしょう♡
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参考までに、タイで料理教室を受講した時の学びも記事にしているのでよかったらご一緒にどうぞ♪
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