こんばんは。
うんまほふうふ(@unmahofufu)です!
この日はルアンパバーン2日目。ヴィエンチャンからの列車がすぐに取れずに1泊2日の滞在となってしまったのだが、本日の夜行バスで次のハノイに向かう予定で、時間は十分にあった。
朝6時ごろ、みんなが眠る中ひっそりと宿を後にして向かったのはワット・シェントーン(一番大きい寺院)方面。毎朝、各寺院の修行僧たちは「托鉢」と言って地元の人々からお米や食材をいただくという風習があるので見学に行ってきた。
寺院の前では、地元の人が一列に並んでいて、手にはカオニャオ(餅米)を準備。僧侶が歩いてくると、カオニャオを僧侶の持つカゴへ一握りずつ入れていった。
なるほど、こうして古都ルアンパバーンでは人々が支え合って生きてきたんだな、と思ったのも束の間、托鉢を行うエリアにはところどころビニール袋を被せた大きなバケツが置いてあり、僧侶はもらったカオニャオをそのバケツに投げ捨てるように(見たままを共有)ドバドバと落としていった。そして、次のカオニャオを受け取りに別の人のところへ。
あれ?
カオニャオをいただくのではないの?
もらったカオニャオはビニール袋にまとめられ、地元の人によって口を閉じられていて、そのまま地元の人や子供が持って帰っていた。(おそらく家に)
よく見ると、托鉢の寄進側にいる人々は半数以上が観光客。観光客の場合はカオニャオを買って参加することになるから、今は観光客ありきで成り立つ風習に変わりつつあるのだな…と何だかモヤモヤする一面もある見学であった。
(※おそらくこんな循環になっている:僧侶がお米をいただく→一部はいただく→地元の人に配る)
歩いているとワット・シェントーンについたので、そのまま寄ることに。屋根がいくつも重なるような構造で、タイと全く違うものだった。煌びやかなデザインはとても美しかった。
本殿の横に描かれた黄金の木は、生命を意味する木。仏教の世界を支えている姿が表現されていて、それもまた神秘的だった♡
ルアンパバーンの街並みはお花が象徴的で、フランス領時代の建築美と相まって可愛いから癒された!カフェも雑貨屋さんも独自のデザインなんだけどみんな素晴らしいセンスがあって、オシャレな街だなぁという印象♪
パン屋さんが多かったり、ガレットを出すカフェがあったり、フランス時代の面影も残っているよ。
プーシーの丘の上から見えたメコン川は、決してキレイとは言い難い川なんだけど、不思議とキレイ〜という言葉が出てくる。東南アジアのミルクティー色の川に見慣れたからか、メコン川でさえ癒しに思えてくる。笑
ちょっとカフェで時間を潰したら、ようやくバスターミナルに向かう時間に。40分かけて郊外へ向けて歩くため、少し早めに中心地を出た。
ようやく着いて、受付でバスの停留所について聞くと、ここで今旅最大のハプニングが起きる。
「ああ〜そのバスは今日は走らないよ。何なら明日のバスも出ないよ。」
「はい???」
バスをオンラインで予約していたから(しかも昨日)、何のことか分からない。でも、どうも本当らしく、バスが故障して修理のために走らないらしい。
え、ここまで歩いて来たのに?!!
状況的にどうしようもないから、バスのキャンセル連絡をしてこなかったバス予約会社に腹を立てつつ、状況説明と返金の申し入れ。(予約会社はこの事実を把握しておらず、今だに該当チケットは販売されていた)
しかも、実は同じ宿に泊まっていた旅仲間も同じバスをとっていて、ちょっと後にバスターミナルに着き、同じ境遇に陥る。そして、3人で途方に暮れる。笑
じゃあ今日泊まる宿もとらなきゃだし、バス探しも兼ねて中心地に戻ろう〜ということで、トゥクトゥクをシェアしてみんなで街に戻った。バス代理店をいくつか回ったけど全部が今回の事件のバス会社と繋がっていて数日走らないとのこと。
はい、じゃあ他の手段を考えますか。と、旅仲間となったところでそれぞれがルート検討をするために解散。残念だったけどお互いが仲間でよかったね〜と励ましあって、別れた。
事件のおかげでいろいろ話せたし、実はバックパックも一緒だったしで、おもしろい出会いでした♪
その後のハノイへの移動手段・再検討編については、次回。
続く!
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