こんにちは!夫婦で車中泊をしながら日本一周の旅を楽しんでいる
うんまほふうふ(@unmahofufu)です。
鹿児島から奄美群島を通り、沖縄までの航路を繋ぐマルエーフェリー。お得な乗り放題チケットがあるのをご存知ですか?
美しい海と手付かずの自然が残る奄美群島は、2021年に世界遺産に登録されたこともあり、年々人気が高まっている観光スポット。今回マルエーフェリーの乗り放題チケット「結いきっぷ」を使った実体験をもとにおすすめプランを作ってみました!
- 結いきっぷの詳細と費用まとめ
- 実際に体験した21日間の私たちの船旅プランを紹介
- 船旅に向けた準備と流れについて
夫婦ふたりで鹿児島〜奄美群島〜沖縄を巡る『 3週間の船旅 』を楽しんできたので、ぜひこの記事で擬似体験してみてください。
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結いきっぷ(ゆいきっぷ)とは?
結いきっぷとは、鹿児島〜(屋久島)〜奄美群島〜沖縄を、連続する21日間において好きなだけ利用できるマルエーフェリー乗り放題チケットです♩
航路にあるのは沖縄本島を含め、6つの島。離島巡りをしたい人にもめっちゃおすすめ♡
結いきっぷの概要
対象フェリー | マルエーフェリー「フェリーあけぼの」「フェリー波之上」 |
航路 | 鹿児島〜(屋久島)〜奄美群島〜沖縄 ※屋久島は年に数回のチャンス。 |
乗船港 | 【鹿児島市】鹿児島新港 【屋久島】宮之浦港 ※屋久島寄港便は下船のみ可 【奄美大島】名瀬港 【徳之島】亀徳港 【沖永良部島】和泊港 【与論島】与論港 【沖縄】本部港・那覇港 |
販売価格(税込) | 大人 30,000円 子供 15,000円 ★大学生 20,000円(2月1日〜3月31日の出発までの応援割!) |
有効期限 | 最初の乗船日から連続した21日間(最初の乗船日を含む) |
発売期間(利用期間) | 通年 ※利用開始日の4日前までの発売 |
利用客室 | 初期設定は2等室。 追加オプションで客室のアップグレード可。 |
その他追加オプション(税込) | バイク・原付 20,000円 自転車 8,000円 |
購入方法 | ネット予約のみ |
利用日 | 「フェリーあけぼの」「フェリー波之上」の運行日 |
運営会社 | マルエーフェリー株式会社 |
お問い合わせ・電話番号 | 099-224-2121 |
公式サイト | 結いきっぷ(21日間乗り放題) |
出航日と時刻表
出航日の一覧はこちら。
※出航日の見方は、下り便が鹿児島新港を発つ日、上り便が沖縄那覇港を発つ日となっています!
下り便(鹿児島発・沖縄行き)時刻表
到着時刻(入) | 出発時刻(出) | |
【鹿児島市】鹿児島新港 | 18:00 | |
【奄美大島】名瀬港 | 翌日5:00 | 翌日5:50 |
【徳之島】亀徳港 | 9:10 | 9:40 |
【沖永良部島】和泊港 | 11:30 | 12:00 |
【与論島】与論港 | 13:40 | 14:10 |
【沖縄】本部港 | 16:40 | 17:10 |
【沖縄】那覇港 | 19:00 |
上り便(沖縄発・鹿児島行き)時刻表
到着時刻(入) | 出発時刻(出) | |
【沖縄】那覇港 | 7:00 | |
【沖縄】本部港【奄美大島】名瀬港 | 9:00 | 9:20 |
【与論島】与論港 | 11:50 | 12:10 |
【沖永良部島】和泊港 | 14:10 | 14:40 |
【徳之島】亀徳港 | 16:30 | 17:00 |
【奄美大島】名瀬港 | 20:30 | 21:20 |
※【屋久島】宮之浦港 を経由する場合※ | ※公式サイトで確認 | ※公式サイトで確認 |
【鹿児島市】鹿児島新港 | 翌日8:30 |
結いきっぷの買い方
結いきっぷの購入はネット予約のみとなっています。
料金の支払いはクレカ決済の他、当日窓口でも可能です。
- マルエーフェリー公式サイトの予約フォームにて予約手続きをする
- 予約完了メールが届く
- 乗船当日は、まず港窓口にて乗船申込書を記入する
- 港窓口にて乗船申込書と予約完了メール(or印刷物)を提示する
- 乗船便の燃油チャージ(金額は下記参照)を支払い、“結いきっぷ”とご希望区間の乗船券を受け取る
- 2回目以降の乗船については、各港窓口で “結いきっぷ” を提示するだけで乗船手続きできる(乗船申込書は不要)
ちなみに私たちはクレカ決済を利用しましたが、クレカ決済日は「利用開始日」でした。すぐにクレカの利用明細に反映されないので心配になるかもしれませんが、その認識で♡
【Q&Aまとめ】結いきっぷは、本当にオトク?
結論から言うと、結いきっぷの有効期間内に多くの島巡りをする場合はお得にフェリー旅ができるという仕組みになっています。
では、お得に利用するには 「何回フェリーを利用すれば元がとれるのか?」など気になるポイントがいくつかあると思います。
私が実際に結いきっぷを利用するにあたり気になったQ&Aをまとめたので参考にしてください。
Q&A)結いきっぷは、元がとれるのか?
ぶっちゃけどうなの?と疑問に思ったのは私たちも同じで、利用前に計算しました。笑
回答としては、21日間にどれだけフェリーを利用するかによるのです。
参考までに、私たちが利用した乗船区間はこんな感じ。結いきっぷを利用してよかったという計算に♩
【鹿児島市】鹿児島新港 → 【奄美大島】名瀬港 → 【徳之島】亀徳港 → 【沖永良部島】和泊港 → 【沖縄】那覇港 → 【与論島】与論港 → 【鹿児島市】鹿児島新港
結いきっぷと同じ2等室での通常運賃は、合計 37,490円 / 人。(燃油チャージ代は別途)
Q&A)きっぷ代以外に必要な燃油チャージ代とは?
燃油チャージ代は、旅客運賃とは別に必要になる燃料油価格調整金というもの。
通常の切符でも、結いきっぷでも、乗船当日の受付の際に支払う金額です。
- 鹿児島新港 ⇔ 奄美群島・沖縄 : 1,680円
- 上記以外の港間 : 640円
Q&A)乗船日の予約は必要?
乗船予約は必須とはなっておりません。空いていれば予約なしでも乗車が可能。
ただし、空いていなければ2日後の次の便まで待つことになるので、予約をおすすめします。
結いきっぷの対象にあたるマルエーフェリー鹿児島航路は、電話でのみ予約受付されています。
電話番号 : 099−226−4141
当日の乗船受付では各港窓口で結いきっぷを提示するだけでOKなはずですが、電話予約の際には予約番号を教えてもらえるので、念の為控えておきましょう!
Q&A)客室のアップグレードは可能?
寝台・1等・特等の客室へもアップグレード可能です!
2等客室は、一部屋40名前後が雑魚寝する大広間のような感じで、場所も自由となっています。
プライベートな空間が欲しいという場合は客室のアップグレードを検討してみると良いかもしれません。
ちなみに、フェリー内の気温は「適温」という感じで、ブランケットだけで寝ても寒いと感じなかった!
Q&A)乗用車は追加オプションに含まれる?
結いきっぷを利用する場合は、追加オプションで持ち込める乗り物は自転車とバイク(原付含む)のみに限定されています。
- バイクや原付 : +20,000円
- 自転車 : +8,000円
結いきっぷの購入時に、追加オプションを選択できるようになっていました。
Q&A)キャンセル規定について
出発後のキャンセルは、天候が理由でも返金不可になっています。
大きいフェリーなので、多少の悪天候でも欠航の心配はあまりなさそうです!
期間 | キャンセル料 |
---|---|
乗船日の7日前まで | 1件につき200円 |
乗船日の6日前から2日前まで | 券面記載金額の10%の額 |
乗船日の前日から出港前まで | 券面記載金額の30%の額 |
出港後 | 券面記載金額の100%の額(払い戻し不可) |
私たちの21日間の船旅プランはこれ!
私たちが結いきっぷで旅した期間に屋久島寄港はなかったものの、それ以外の島は全て経由しました。
【鹿児島市】鹿児島新港 → 【奄美大島】名瀬港 → 【徳之島】亀徳港 → 【沖永良部島】和泊港 → 【沖縄】那覇港 → 【与論島】与論港 → 【鹿児島市】鹿児島新港
ここからは、21日間の旅を時系列に紹介していきます!(利用は2024年)
まだ日の出前の朝5:00に名瀬港に到着。
初日からフルで観光に使えるので、予約したレンタカーを使って島を回りました。
▼崎原桜通り(日本一早い緋寒桜がキレイ)
▼マングローブカヌー
▼ナイトサファリツアー(クロウサギ)
▼島とうふ屋
▼崎原ビーチ
▼ハートロック
▼かけろま島でシュノーケリング
▼コーヒー農園見学
▼ホエールウォッチング・スイム
私たちは一度奄美に行ったことがあるので、前回体験したおすすめも含めて記載しました!
奄美大島を2日間満喫してから向かったのは徳之島。
奄美発着は早朝なので、名瀬港に近い宿だと安心かもしれません!
徳之島は初めてだったので4日間滞在。冬はホエールウォッチングも楽しめます♡
▼畦プリンスビーチ
▼ヨナマビーチ(海はここが一番好き)
▼金見崎ソテツトンネル
▼犬の門蓋
▼闘牛
▼ホエールウォッチング・スイム
▼サトウキビ狩り
結いきっぷを使うにあたって初めて知った「沖永良部島」。
美しい鍾乳洞で行うケイビングで有名です。
2日間あれば楽しめると思います!
▼ワンジョビーチ(ウミガメいる)
▼昇竜洞
▼ケイビングツアー
▼西郷食堂(新鮮な伊勢エビ)
▼もぉりもぉり(地元人気が高い居酒屋さん)
残念ながら、私たちが滞在した期間はずっと雨であまり観光できず. . .
次は予定もあったので、与論島と本部を飛ばして那覇へ。
本部方面へは、レンタカーを使って那覇から日帰りで行くことに。
沖縄全体で使う時間として、5日間滞在しました。
▼沖縄グルメ(牧志・栄町市場)
▼やちむん通り
▼アメリカンビレッジ
▼南城市方面の海カフェ
▼本部方面の美ら海水族館
▼本部方面の古宇利島
▼渡嘉敷島へ日帰りシュノーケリング
▼Bリーグ観戦
結いきっぷを活用して、念願の与論島へも行けました!
与論島は人気なので飛行機で行くとすごく高いんですよね。笑
百合が浜が現れるシーズンは3〜8月とされていますが、なんと2月でも上陸できました♡
▼百合が浜
▼大金久海岸
▼ヨロン駅
▼ヨロンシーサイドガーデン(絶景海カフェ)
▼ウミガメウォッチング
12:10から翌朝8:30までという長い乗船時間がスタート。
ランチには船内売店の手作りおにぎり(1個100円)とカップスープを食べ、夜ご飯は食堂のうどんにしました。
海を眺めたり、テレビが見れるスペースでスポーツ観戦したり、シャワーを浴びたり、すごく時間を弄んでました。
電波も繋がらず、本当にヒマなので本を持参するのをおすすめします。笑
無事に鹿児島新港に到着。
朝ごはんは我慢して、ポートライナーバスで鹿児島中央駅に着いたらすぐコメダ珈琲でモーニング!笑
3週間もあれば、十分にそれぞれの島での観光を楽しめると思います♡
(屋久島も行くとなると、どこかの島を削らないと時間が足りないかもしれませんが。。。)
島だと移動手段が限られていたりするので、全てが行き当たりばったりだと困ることも出てくるかも!
事前にある程度計画を立てておくとスムーズな旅になりますよ♩
船旅に向けた準備と流れ
参考までに、私たちが事前にどんな準備をして船旅にのぞんだのかをご紹介!
現地での出会いや入手情報もあると考え、完璧に計画は立てずに、必要最低限のことだけ決めておきました。
- どの島に行くか決定する
- 行ってみたい観光スポットをいくつかピックアップする
- 現地での移動手段を考える
- 宿泊先を予約する
①どの島に行くか決定する
まずは、どの順番でどの島に何日滞在するか、21日間の乗船プランをざっくり決めました。
鹿児島新港 発 → 奄美大島2日 → 徳之島2日 → 沖永良部島2日 → 沖縄本部2日 → 那覇5日 → 与論島4日 → 鹿児島新港 着
②行ってみたい観光スポットをいくつかピックアップする
それぞれの島で行きたいスポットをピックアップします。
徳之島を例に考えてみました!
島の規模感や観光スポットの大体の場所を事前に調べておくとラク!
▼畦プリンスビーチ(東側)
▼ヨナマビーチ(北端)
▼金見崎ソテツトンネル(北端)
▼犬の門蓋(西側)→ぐるっと島1周しても半日で十分
▼闘牛(時期が違ったので断念. . .)
▼ホエールウォッチング・スイム(東側・亀徳港出発)→半日使う
▼サトウキビ狩り(各所でやってるみたい)→お手伝いすると1日使う
このタイミングで、GoogleMapにも行きたい場所に印をつけておくと便利!
ここから、徳之島での必要日数を改めて考えてみました。
なんとなく行きたいスポットは2〜3日に分けて回るとゆっくりできそうだな〜と思ったので、徳之島には4日滞在することに。
変更後 ) 鹿児島新港 発 → 奄美大島2日 → 徳之島4日 → 沖永良部島2日→ 沖縄5日 → 与論島4日 → 鹿児島新港 着
こんな感じで全体のスケジュールをゆとりを持って決めていきました!
③現地での移動手段を考える
バイクや自転車を持ち込む場合はそれで観光すればOKですね。
私たちは乗り物の持ち込みはしなかったので、なんとなく移動手段を調べておきました。
【奄美大島】車必要!
【徳之島】車必要!
【沖永良部島】車△?
【与論島】徒歩か島バスでOK
【沖縄】交通網しっかり。必要に応じてレンタカーでOK
私たちが行った時期は閑散期だったので、特段レンタカーの予約などもせず必要あれば都度するという感じで対応しました。
④宿泊先を予約する
宿泊先だけは、予約まで完了しておくことをおすすめします。
なぜなら、閑散期でも安い民泊やゲストハウスはすごく人気でした。
実際予約で埋まっているところが多かったのと、もし当日空いているところがなかったらリゾートホテルやヴィラ(高級)という選択肢に限られてしまうかも。。。?
- キャンプ:〜1,000円(奄美大島・徳之島にはハブがいるのでおすすめしません)
- ゲストハウス(ドミトリー):〜2,500円
- ゲストハウス(個室):3,000円前後
- 民泊:3,000円前後
- 一棟貸しコテージ系:5,000〜7,000円
- ビジネスホテル:5,000円前後(沖縄にしかない)
- リゾートホテル:13,000〜30,000円
- 絶景ヴィラ:20,000円〜
固定費削減のため、ほとんどの島でゲストハウスを選んだのですが、出会いがたくさんでむしろ毎日楽しかったです♩
ちなみにゲストハウスや民泊では、共同の調理スペースがあったり、自炊ができるところもありました!
結いきっぷまとめ【メリット&デメリット】
ここまでは、結いきっぷの概要や実際に私たちがどのように使ったのかなどを紹介してきました。
もちろん「乗り放題というお得感」がある一方で、「航路や出港日が固定だという縛り」などもあります。
以下に、改めてメリット・デメリットをまとめてみたので検討の参考にしてみてください。
メリット | デメリット |
・乗り放題なので、乗れば乗るほどオトク ・旅中でもスケジュール変更が柔軟にできる(フェリーは大丈夫だが、宿泊先次第かも) ・鹿児島から沖縄にかけての主要な離島を網羅している ・マルエーフェリーの設備もそこそこ充実している(食堂・売店・24hシャワーある) | ・島巡りをあまりしない場合は向いていないかも ・最長22日間連続で旅ができる人向け ・フェリー移動なので移動時間はそれなりにかかる ・航路や出港日が決まっているので各島での滞在時間の自由度が低い ・乗用車の持ち込みが不可なので、現地でレンタカーなど手配しないといけない |
メリットデメリットともに色々書きましたが、実際に利用してみた感想としては、とても良いシステムだと思いました!
乗船手続きはスムーズ(結いきっぷを提示するだけ)だし、色々な島に訪れる良い機会にもなりました。
連続でアイランドホッピングしたことで、それぞれの島ごとの文化や特色がよく分かって、今まで以上に面白い旅ができたと感じています♡
船旅を考えている方は、ぜひ「 結いきっぷ 」も検討してみてください♩
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