【アフリカ料理】主食は芋だけ?未来あるアフリカ食文化を守れ!

今回のテーマは、多様多種の主食が存在するアフリカの食文化について!

日本からインドあたりまでのアジアは【米】、ロシア〜ヨーロッパでは【小麦】、アメリカは【トウモロコシ】と大まかな地域では一貫性があり、おおよその主食は同じであるのが一般的。でも実はアフリカでは【小麦・トウモロコシ・イモ・米】とそれぞれの地域によって様々な主食が存在するのです。

アフリカ各地の主食と共に発展していった食文化がおもしろいと思ったので、旅の中での気づきをまとめてみました♪振り返ってみると、日本の食について考えさせられる点も多かったなぁという印象です!

この記事でわかること
  • ぜひ食べたいアフリカならではの「メシ」
  • アフリカの主食と気候分布の関係性(考察)
  • 主食こそ、守るべき”未来を支えるカギ”?!

こんにちは。世界一周中の
うんまほふうふ(@unmahofufu)です!現地の食を通してその地や歴史的な背景を感じられるガストロノミー体験をテーマに世界一周旅をしています。

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目次

アフリカを代表する主食は「イモ」

アフリカの主食といえば「イモ」と思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

私たちもアフリカに行くまでは、どの国もイモが主食だと思っていました。

でも、そう思うのも無理はありません。アフリカはイモ類が穀類の消費量を上回っているのです!世界平均では穀類がイモ類の2.5倍の消費量であるのに対して、完全に真逆の方向にいってます。

イモがすべてではないのですが、確かに「アフリカの主食=イモ」は一理あるといえますね!


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タピオカの原料も!アフリカで主食とされるイモの種類

アフリカで広く食べられているイモにはいくつかの種類があります。その中で注目すべきはこの4つ!

①キャッサバ

西アフリカ、中央アフリカ、東アフリカでの主食として。繊維質が多いから、茹でると甘みが少ないサツマイモのような味わい。

カロリーが高く炭水化物としては最適な食材!柔らかく茹でたものをお餅のようについて団子状にまとめたら「フフ」という主食の完成♪

世界的にはタピオカとしての存在感の方が強い作物になります。キャッサバの根茎からつくる澱粉は、デザートやドリンクにも広く使われるタピオカの原料なのです♡

②ヤムイモ

ガーナやコートジボワールなど、西アフリカや中央アフリカでは食事の一部として欠かせないヤムイモ。キャッサバに同じくフフにして食べるほか、揚げたり煮たりして食べられるのも特徴!

ヤムは長芋などを含むヤマノイモ種の総称なので、日本でも親しみがあるイモの種類といえます♡

③④サツマイモ・ジャガイモ

サツマイモはアフリカの各地で広く栽培され、さまざまな調理方法で食べられています。特に東アフリカや南部アフリカではよく使われている食材です。

ジャガイモに関しては、実はあまり消費されていないのですが(小麦を上回る)そこそこの生産量があるので、使い勝手が良いイモとしては食べられているのでしょう!アフリカを旅していて、ジャガイモ自体は見かけるのですがメジャーではない感じがしました。

こうしてアフリカで消費・生産されるイモを見てみると、アフリカって意外と身近?なんて感じるのではないでしょうか♪

アフリカでの生産量としてはキャッサバヤムイモサツマイモ>>>ジャガイモの順です。

まほ

イモ類と言っても、世界で最も一般的なジャガイモは「アフリカでは一番の生産量・消費量ではない」ことを知って驚きました!

実はアフリカにも穀物を主食とする地域がある

今回の旅で訪れたのは東アフリカ、南部アフリカ、そして北アフリカです。次は西アフリカにも行ってみたい!

アフリカ各地の穀物たち

東アフリカ編

エチオピアでは、インジェラと言われるテフ(イネ科の植物)の粉を発酵させて蒸し焼きにしたクレープのような「インジェラ」が主食です。独特の酸味は好き嫌いを分けそうなものの、私たちは美味しく味わえました。

うんちゃん

一口大にちぎって、シチューにつけながら食べるよ!

インジェラについては、こちらの記事で詳しく。

他の地域では、イモを使って「フフ」などのお餅のようにしてつくる主食がメインのようです!

南部アフリカ編

ジンバブエの主食は「サザ」。トウモロコシの粉を水で練ったものでシチューなどの肉料理と組み合わせて食べるのが主流です。

日本のお米よりも、たんぱくな味わいで単品だとちょっと物足りない…というのが正直な感想です。

現地での食べ方は、シチューなどと合わせて食べること!コクのあるシチューとはいい感じにマッチして、すごく相性が良かったです♡

アフリカでも当然ファストフードが広がっている一方、家庭では今も変わらずサザが炊かれていて、日常に欠かせない主食であることに間違いない!(サザには呼び方が色々あって、”パップ”などとも。)

南アフリカ・ケープタウンでは、宿泊先のホストファミリーと一緒にサザを調理・食事する貴重な機会がありました♪その際の体験記はこちらの記事で紹介しています!

トウモロコシの粉を発酵させて作ったビール「ワワ」も試してみました。

まほ

スーパーでもしっかりビールコーナーにあったのだけど…

ほのかにビールっぽい味はするものの、どちらかというと、日本でいう「どぶろく」に近い印象!穀物感を感じつつ、発酵ドリンクの風味はしっかりしていて…新感覚スムージーとでも表現しておきます。笑

ぶっちゃけビールとは程遠い代物…。

北アフリカ編

モロッコでは、クスクスと呼ばれる小麦を原料とした小さいパスタを主食の一つとしています。

熱々のスープ(パスタソースらしい)をかけて食べるよ。クスクスはパスタというよりは粉チーズに近い感じで、パサパサしていた。

クスクスは、地中海との交流やイスラム文化の影響が色濃く反映された主食で、アフリカの他の地域とはまた違った食文化として広がっていて面白いですね!

まほ

好きな人は超ハマるらしいんだけど、個人的にはあまり食べ応えがなかった!

西アフリカ編

西アフリカは外部影響により、トウモロコシ小麦、さらにはといったさまざまな主食のベースが存在しています。

次は食べてみたいジョロフライス。ちょっと辛そう。

お米に関しては、蒸したり炒めたりする調理方法が一般的。サイドディッシュとしてではなく、たっぷりの具材とあわせてメインディッシュとしていただくのです。鶏肉とスパイスの炊き込みご飯「ジョロフライス」が人気で、広く知られています。

このように、アフリカ全体では【テフ・イモ・トウモロコシ・小麦・米】とそれぞれの地域によって様々な主食が存在するということを改めて実感しました。

日本のお米とアフリカのお米

ゲストハウスでオランダの友達が作ってくれた絶品カレー。海外でメジャーなインディカ米!

お米で言うと、日本ではお米そのものの甘みやうま味を大切にし、炊き立ての白米として食べることが多いですよね。

日本のお米とアフリカのお米は、品種から用途まで大きく異なりますが、それぞれの地域で広く食べられています。

日本のお米は「ジャポニカ米」です。まるっとした形状で、炊きあがったご飯は粘り気がありまとまりやすいのが特徴ですね!

一方で、アフリカで主に栽培されているお米は世界で最もメジャーな「インディカ米」です。東南アジアやインドで一般的に使われるお米なので一度は食べたことがあるのではないでしょうか?インディカ米は縦に長い形状で粘り気が少なく、サラっとした食感です。

日本にしてもアフリカにしても、それぞれの文化に根ざした地域ごとの調理方法や食文化が広がっていきました。


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アフリカ国土の気候と主食の分布について考えてみる

アフリカの国土はとにかく広大!いくつもの気候帯にまたがっていて、それぞれの地域で栽培される主食には大きな違いがあります。

気候分布としては主に熱帯(熱帯雨林気候)乾燥地帯(砂漠・ステップ)温帯(地中海性気候・サバンナ)に分けられます。雨がしっかり降るところからほとんど降らないところまで、同じ大陸間でも大きな差があることが分かります。

これらの気候の違いこそ、アフリカ各地の主食と食文化の違いに大きく影響しているといえるのです!

まほ

気候に関連して育つ作物は違うからね!

アフリカの地域別の気候を見たところで、主要な作物についてもまとめました。

温暖で降水量が比較的多い地中海性気候の北部地域は小麦の栽培が盛ん。クスクスやパンが主食とされているのにも納得ですね。ヨーロッパの地中海地域とも物理的な距離が近いので、オリーブオイルを使うなど似た食文化が育まれています。

乾燥や湿度の変化に強いキャッサバやヤムイモなどは乾燥地帯(熱帯エリアだけでなくサバンナの乾燥した地域)でも安定供給が叶います。

アフリカで広く栽培されるトウモロコシについては季節感があり降水量のバランスが良いサバンナ地域全般で作られていて、これも気候特性ならではの作物です!

気候による違いだけでなく、外交の面からも現在のような食文化が各地域に定着していってるのだと思います!

アフリカの主食と食文化の広がり

アフリカの主食を辿ると、それが食文化に影響を与えたポイントがいくつか見えてきます。

歴史の鏡として

ャッサバやとうもろこしは、もともとアフリカの作物ではなかったものの、植民地支配や交易によって広まりました。

外からやってきた作物だが、今では現地の人々の生活に欠かせない主食になっていますね。

主食は「外来を取り入れ、自分たちの文化に変えてしまう力」いわば柔軟性を映す存在であるといえます。

社会と文化の舞台を築いた

ンジェラやサザは、みんなで分けて食べることが前提。食卓は単なる栄養補給の場ではなく、コミュニケーションを生み出す舞台だと考えられています。

宗教などの儀式でもそうです。モロッコに訪れたのはたまたまラマダン期でしたが、その時にも人々の食事はクスクスやパンなどの主食から始まっていました。

ラマダンとは…
イスラムの暦における約1ヶ月間、イスラム教徒が日の出から日没までの時間を断食期間としている神聖な宗教儀式。あらゆる欲を禁じ、自分の心を清め、神への献身と奉仕(神の恵みに感謝をする)に没頭します。

お祝い事や行事でも、主食は常に食卓の中心にあり、人生の節目に寄り添っているのです。

未来の食」としての可能性

候変動やアフリカが抱える人口増加という局面において、主食の安定的な供給はカギとなっています。

世界一般的には米や麦が主流なのに対し、アフリカ独自の乾燥に強いキャッサバ、栄養価の高いテフが今まで以上に注目を集めているのです。

まほ

温暖化が進んでいるからこそすごく重要なポイントだと思うんだよね!

都市化やグローバル化によるファストフードやインスタント品の波が来ても、こうしたアフリカならではの伝統的な雑穀物を守り育てられるというのは素晴らしいですね!

独自の食文化を守ることは、アフリカ地域のアイデンティティを守ることに直結すると言っても過言ではありません!

アフリカの主食は、社会との歴史の積み重ねを映す鏡であり、持続可能な未来を支えるカギであると言えますね!


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広がる主食の選択肢と日本食の未来

アフリカを旅して学んだのは、主食はその土地の歴史や文化、そして人々の未来までも映し出すということ。

現地で食べる食事一つ一つに「ここで生きる人々の物語」が込められていて。食を通して世界を見ることは、人を知り、文化を知り、未来を考えることにつながると改めて感じました。

主食の選択肢が増えてもなお、日本ではやはり、お米に合わせた各地の郷土料理が一番だし、そんな郷土料理の発展、片や衰退を決めるのも国民の考え方次第ではないかと。

外で食べる時には、万人受けするような”流行りの”飲食店にばかり行くのではなく、「地元に根ざした食材や調理法を守り続ける」そんなお店にも意識的に足を運ぶようにしていきたいなぁと思いました!

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