ユニークな食文化が特徴のエチオピア!噂のインジェラは美味しい?【ガストロノミー旅】

こんにちは。世界一周中の
うんまほふうふ(@unmahofufu)です!現地の食を通してその地や歴史的な背景を感じられるガストロノミー体験をテーマに世界一周旅をしています。

今回のテーマは、アフリカ・エチオピアの食文化
エチオピアといえば、コーヒーの発祥地としても有名な国ですよね♪

数多くの国があるアフリカ大陸で唯一、植民地化されたことがない国であることから、エチオピアでは独自の食文化が発展して今日にいたります。

そんなエチオピアの独特な食文化を体験すべく、今回はトランジット滞在をして、街で名物グルメを堪能してきました!

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目次

エチオピアってどんな国?

そもそもエチオピアってどこ?!と思った人!

私たちも同じく、調べるまでよく分かっていませんでした。
お恥ずかしながら、コーヒー=南米のイメージも強く、本当にアフリカの国だったっけ…なんて疑うほどに…。

エチオピアはアフリカの東部に位置する内陸国です。ギリギリ海にも面していません。

そして実は、アフリカ全土で最も古い歴史を持つ国の一つなのです。多様な文化や言語が共存しているのは、長い間独立を保ってきたからなのでしょう!

そのユニークな文化の一つに、一般的に使われる西暦とは「違うカレンダー」の採用があります。時間の計算方法がまったく違うことから、現地の人に、今日の日付を教えて?と聞くと、想像と違う暦が返ってきました。

コーヒーの発祥地とも言われていて、コーヒー文化がすごいのは周知の通り♡ 街中どこもかしこもコーヒーショップだらけです!地理的に高原地帯に位置するエチオピアには、山岳地帯や広大な草原が広がっていて、食文化においてもかなり魅力的♪

周辺国のエジプトや比較的近い中東地域などの影響を受けながら発展したと言われています。

アフリカに旅行をする際には、トランジット場所としてフライトで経由することも多い国なんですよ♪(首都のアディスアベバにはハブ空港があります)

これを食べずには帰れない!エチオピアの国民食インジェラとは

遠い昔から食べられてきたという、エチオピアの国民食とも言える主食・インジェラ

主にエチオピアで栽培されるイネ科のテフという穀物種を粉末状にしたものが原料。テフ粉を水で溶いたら、数日間かけて発酵させてようやく生地が完成します。

この生地をクレープのように薄く焼き上げたものがインジェラ。片面だけ焼いて作られます。レストランでは冷めた状態で出てきたので、一般的にも冷ましてから食べるみたい!

発酵させて作るため、ポツポツと穴が空いたような表面が特徴で、ネット上ではスポンジだの雑巾だの散々な言われよう…。

実際に初めて見た時「確かに、酸っぱい香りと相まって雑k…」とつい思ってしまった自分を叱りたい。

インジェラの見た目からしてすでにユニークな食文化を感じました。笑

料理を手で掴んで食べるためのカトラリーとしての役割も!

インジェラには乳酸菌による発酵感を感じる香りと強めの酸味がありました。インジェラの味は発酵期間に左右されて、その期間が長いほど酸味が強いものになるのです。

まほ

なるほど、出会ったインジェラ次第で好みは分かれそう!

世界でも注目を集めるスーパーフード「テフ」がすごい!

テフという植物は、エチオピアの伝統的な穀物です。どんな植物かというと、見た目は麦そのもの!

違いとしては、世界最小の穀物と言われるように非常に小さな粒を有します。

テフといえばインジェラの原料なのですが、必ずしも発酵させないと食べられないわけではありません。エチオピアでは、テフを使ったパンや焼き菓子も食べられるようで、その場合は発酵なしで作ることも!

インジェラを作るには、特有の酸味とふわっとした食感を出すために、発酵過程がとても重要な役割を果たします。クレープのようでも、味わいを追求するインジェラはかなりユニークな料理だなと思いました♪

うんちゃん

インジェラは、酸味が味のポイント♪

テフは、その小さな粒の中にたくさんの栄養素を詰め込んでいます!

テフに含まれる栄養素には…

植物性タンパク質が豊富!→筋肉の修復や免疫力向上に

食物繊維が豊富!→腸内環境を整え、消化を助けてくれる

カルシウムが豊富!→骨の健康をサポートしてくれる

鉄分が豊富!→貧血予防への効果が高い(ヴィーガン推奨◎)

しかも栄養豊富なだけでなく、グルテンを含まないイネ科の植物なんです。

このことから、スーパーフードと謳われているんですよ♡

まほ

安全で栄養価の高いグルテンフリーの穀物ということで、小麦の代用にもなると注目が高まっているんだよ♪

健康志向の人や、食事に気を使っている人はぜひとも取り入れたい食材ですね♡

インジェラと食べるエチオピア人気料理

エチオピア料理に欠かせない主食のインジェラ!インジェラと一緒にどんな料理を食べるのが一般的なのでしょう。

インジェラとおかずたち。一番下にあるのがドロ・ワット!

実際にエチオピアのレストランで食べたものとしては、煮込み料理が多い印象でした。

特にみんなが食べていたのは「ドロ・ワット」という鶏肉の濃厚なシチュー!唐辛子をベースにしたスパイス香と鶏の味がしっかりあるこってりさがインジェラとも相性抜群。

こちらもワット(シチュー)の一種ですが、違いはレンズ豆を使っていること。こちらもとてもクリーミーで、豆だからかなりお腹も膨れました!

まほ

ビーガン、ベジタリアン向けのワットだね!

アフリカ東部で主流な肉や豆のシチュー(ペーストの場合も)にインジェラをつけて食べるのがエチオピア流みたいです♪

エチオピア料理の特徴は、なんといっても発酵食品とスパイスをよく取り入れること。

インジェラはそのまま食べるとクセが気になってしまいますが、多彩な料理との組み合わせによって美味しさが引き出させるものなのだと改めて気付かされました。

エチオピアで知った、食べる時には「カトラリーを使わない」という点にはびっくりしました!

手でインジェラをちぎり、シチューや炒め物をスプーンのようにすくって食べます。これは単にカトラリーを使わないということではなく、食事を共有する文化の表現の一つということなのだとか。

家族などと一緒に食卓を囲み、みんなで大きなインジェラをちぎって食べます♪食事を通して交流を大切にするのは、エチオピアの豊かな食文化そのものです♡

エチオピア独自の食文化はユニークでおもしろかった

エチオピアを代表する主食・インジェラとエチオピア料理の特徴についてまとめました。

実際に食べたインジェラは、正直に言うとワットと食べれば美味しく感じました(笑)。テフを使ったパンや、テフを入れたトロトロのスープなどもあれば食してみたいものです!

肉料理はもちろんのこと、(エチオピア正教の断食習慣の関係で)野菜や豆などのベジタリアン向け料理も一般的で、みんなが好んで選んでいるように感じました。そうした宗教の影響による食文化などもアフリカにおいては特徴的なのだと思います!

ともあれ、長い歴史のある国で発展してきたエチオピアで体感した独自の食文化は、非常に興味深いものでした♪訪れる際には、ぜひ食文化にも注目してみてくださいね。

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