こんにちは!夫婦で車中泊をしながら日本一周の旅を楽しんでいる
うんまほふうふ(@unmahofufu)です。
今回はレトロな町並みがたまらない内子町の旅レポです。八日市・護国地区には、江戸時代の風景を切り取ったかのようなノスタルジックな宿場町が今も残されているんです。
江戸時代から明治時代にかけては、日本古来の技術でもある木蝋の生産で栄えた伝統ある町。そんな内子のオススメのお散歩プランを作ってみました。
- ノスタルジックな雰囲気や古民家が好き
- 内子の暮らしや当時の文化について学びたい
- 内子のとっておき情報が知りたい
内子町のスポット巡りを楽しんできたので、ぜひこの記事で内子観光を擬似体験してみてください。
愛媛県・内子ってどんなところ?
内子町は愛媛県中部に位置し、農業がとても盛んな地域です。
中でも、栗や柿の生産量が全国でもトップクラスとなっています。
山里の豊かな自然が育む農産業
内子町の自然は、小田川・中山川・麓川の3つの川が運ぶ豊かな水源がもたらすもの。
栗や柿のほかにも、ブドウや梨などの果物も多くとれます。気候が耕作に適していることから、野菜も幅広く作られるのだそうです。
さらに内子町は、周囲を山に囲まれた林業地帯でもあります。その森林を活かすことで地域に根付いた大洲和紙(手漉き和紙)は、古くから大洲エリアの産業を支えていました。
商人の町で培われた伝統技術
江戸から明治にかけて伊予大洲藩の産業の一つとして栄えた木蝋生産。
その高い品質から、日本一の生産量を誇るほど。木蝋を原料とするロウソクや化粧品など、さまざまな製品が作られるようになり、海外にも輸出されていたといいます。
近代化に伴い、木蝋の需要はますます拡大していったんだね!
やがてはロウの原料として、海外から多く輸入されるようになった「石油」の影響を受け、木蝋生産は衰退の一途を辿ってしまいます。
内子には、当時の木蝋生産を中心的に担っていた豪商(商人)の家屋が残されている『八日市・護国地区』という町並みがあります。実際に使われていた作業場や道具など、当時の様子を体感できる場所も!
内子産の名産品はここで『道の駅 内子フレッシュパークからり』
『道の駅 からり』では、旬の野菜がたくさん。農家さんが作った炊き込みご飯やおかずまで。
美味しそうなムキ栗が大量に入って一袋300円だったりとすごくお得でした。
開店前から行列で、その人気ぶりが見てとれました。
旅をしているので道の駅にはよく行くのですが、今まで見た中で一番ワクワクした直売所です!
施設内のシャーベット工房には、内子産の野菜や果物を使った手作りアイスがずらり。
季節限定フレーバーはどれも魅力的!
ゆで栗がもらえるサービスデーなど、イベントも定期的に開催されているので要チェックですよ♪
内子へのアクセスと散策マップ
国の伝統的建造物群保存地区に指定されているエリアと散策スポットの地図です。
電車の場合
最寄りの駅はJR内子駅です。松山市内から電車で約1時間。
内子駅から歩いて散策できる距離に内子の町並みはあります。
八日市・護国の町並みまでは徒歩約20分となるので、ぐるりと散策するには4時間くらいを目安に計画しましょう!
車の場合
定番は、八日市・護国町並保存センター前にある町並駐車場(有料 ¥300)に駐車して散策することです。
私たちは、内子の道の駅で美味しいグルメを堪能してから町並み散策をしたのですが、道の駅内子フレッシュパークからりに駐車(無料)して歩いて向かうのもおすすめです♪(道の駅からは徒歩約11分)
内子の美しい町並みと伝統を体感しよう!
昔ながらの日本家屋が並ぶ『八日市・護国の町並み』
内子の町並みの特徴としては、白壁というより少し黄色がかった漆喰で塗られた外壁の建物が並んでいること。
木蝋生産をしていた長屋が立ち並ぶ、まさに日本の原風景といえる場所です。
八日市護国地区の北端にある『八日市・護国町並保存センター』では、当時の暮らしを町屋で体感できます。
道の駅フレッシュパークからりから徒歩11分ほどの距離。
この町並保存センターから八日市護国の町さんぽを始めるのがおすすめ♪
施設名 | 八日市・護国町並保存センター |
所在地 | 愛媛県喜多郡内子町城廻211番地 |
電話番号 | 0893-44-5212 |
入館料金 | 無料 |
営業時間 | 9:00〜16:30 |
定休日 | 火、祝日 |
『木蠟資料館・上芳我邸』で木蝋づくりについて学ぼう
次に、『木蠟資料館・上芳我邸』へ行ってみよう。
かつての木蝋生産設備や資料が残されているのはここだけ。
木蝋生産で財を築き上げた本芳我家(ほんはがけ)の分家のお屋敷とあって、豪邸です!
まさに、内子の歴史が残る場所になってるよ!
施設名 | 木蠟資料館・上芳我邸 |
所在地 | 愛媛県喜多郡内子町内子2696 |
電話番号 | 0893-44-2771 |
入館料金 | 大人500円/小・中学生250円 ※共通券あり(木蠟資料館上芳我邸、内子座、商いと暮らし博物館の3施設セット) 大人900円/小・中学生450円 |
営業時間 | 9:00〜16:30 |
定休日 | 年末年始(12/29~1/2) |
レトロ可愛い町屋カフェで一休み『おみやげ あたらし屋』
そのまま町並みを進んでいくと、可愛らしい雑貨屋さん『あたらし屋』があります。
町屋の外観のままですごく素敵なお店です。
手作りの和紙製品やレトロな雑貨を揃えているだけでなく、喫茶店でもあるんですよ。
コーヒーやジュースをいただけるので、途中休憩のための立ち寄りにもおすすめ♡
施設名 | あたらし屋 |
所在地 | 愛媛県喜多郡内子町内子2615 |
電話番号 | 0893-44-3104 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | 3台 |
愛媛での和蝋作りは今やここだけ『大森和蝋燭屋』
『大森和蝋燭屋』は、木蝋作りで栄えた内子町で今も伝統を守る県下で唯一の和蝋燭屋さん。
江戸時代には、手灯として使われていた和蝋燭は、風に強く、ロウが垂れにくいという特徴があります。
実際に訪れてみて、手作業で一本一本、ロウを芯に何度も塗り重ねて(バームクーヘンのように!)時間をかけて出来上がる和蝋燭に魅了されました!
まっすぐ高く上がる美しい炎はとても素敵です♡
テーブルコーデのワンポイントになること間違いなし!オシャレな友達へのお土産にもおすすめ。
施設名 | 大森和蝋燭屋 |
所在地 | 愛媛県喜多郡内子町内子2214 |
電話番号 | 0893-43-0385 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 火・金曜日 |
当時の暮らしを学べる『商いと暮らし博物館』
『商いと暮らし博物館』は、当時の商屋の日常が再現された小さな博物館です。
薬箱や商品は実物をそのまま展示しています。字体や色味がレトロで可愛い!
そして店員さんに見立てた人形は伊予弁で話しかけてくれます。
タイムスリップしたかのような体験ができて楽しい場所です♪
施設名 | 商いと暮らし博物館 |
所在地 | 愛媛県喜多郡内子町内子1938 |
電話番号 | 0893-44-5220 |
入館料金 | 大人200円/小・中学生100円 ※共通券あり(木蠟資料館上芳我邸、内子座、商いと暮らし博物館の3施設セット) 大人900円/小・中学生450円 |
営業時間 | 9:00〜16:30 |
定休日 | 年末年始(12/29~1/2) |
舞台裏も見学できる木造劇場『内子座』
木造の劇場である『内子座』は、娯楽の場所として大正時代から内子で楽しまれてきました。
歌舞伎や文学、落語の舞台として使われていたそう。
今でも、地元の各種発表会や講演会の会場として地元の人に愛される劇場です。
イベントの開催がない日には一般観覧が可能となっており、実際に舞台に立ったり、舞台裏を見ることができます!
舞台裏の撮影はNGだったので、行かれる際のお楽しみに♡
はっぴを着て演者気分を味わってみたよ〜!すごく気分がよかったなぁ♡
施設名 | 内子座 |
所在地 | 愛媛県喜多郡内子町内子2102 |
電話番号 | 0893-44-2840 |
入館料金 | 大人400円/小・中学生200円 ※共通券あり(木蠟資料館上芳我邸、内子座、商いと暮らし博物館の3施設セット) 大人900円/小・中学生450円 |
営業時間 | 9:00〜16:30 |
定休日 | 年末年始(12/29~1/2) |
駐車場 | 無料8台 |
山奥にひっそり佇む絶景神社
おまけ:少し足を伸ばして行ってみたい『弓削神社』
山道を車で奥へと進んでいくと、『弓削神社』という神秘的な神社に出会うことができます。
神社を囲むように大きな弓削池があり、真ん中にある屋根付きの太鼓橋を渡るとお目当ての神社が。
五穀豊穣と家内安全を祈願し、600年以上も前に建てられた伝統ある神社です。
深い緑に囲まれ池に反射する様子が、神秘的な雰囲気を醸し出しています。
これぞ、絶景神社!ジブリ映画にも出てきそうな雰囲気!
内子の町並みからは車で20分強走ったところとあり、少し離れていますがオススメです◎
神秘的な空間に包まれて、ものすごくパワーをもらった気がします♡
施設名 | 弓削神社 |
所在地 | 愛媛県喜多郡内子町石畳東 |
電話番号 | 0893-44-3790(内子町ビジターセンター) |
営業時間 | 24時間・定休日なし |
駐車場 | なし |
おすすめ散策ルートのまとめ
以上、内子の町歩き紹介はいかがでしたでしょうか?
今回は、愛媛県内子町のオススメ旅スポットをまとめました♡
江戸時代から木蝋や和紙の生産で栄えた伝統の町屋は、今もなお当時の建物が現存し、情緒を残しています。
レトロで写真をたくさん撮りたくなる町並みでした!
文化を体感するだけでなく、町屋をリノベーションしたオシャレなカフェを巡るだけでもすごく楽しいはず。
街道沿いにはゲストハウスなども見えたのでのんびり古民家ステイするのも面白そうです♡
興味ある方はぜひ探してみてね〜!
- 【食べる・買う】9:00 道の駅 からり
- 【学ぶ】10:00 八日市・護国町並保存センター
- 【学ぶ】10:30 木蠟資料館・上芳我邸
- 【休憩・買う】11:00 あたらし屋
- 【学ぶ・買う】12:00 大森和蝋燭屋
- 【学ぶ】12:45 商いと暮らし博物館
- ※ランチを挟むなら、美味しいと聞いたのは鯛めし屋さん『 りんすけ 』です。
- 【学ぶ】13:15 内子座
- 【絶景】14:30 弓削神社
コメント
コメント一覧 (2件)
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