こんにちは!夫婦で車中泊をしながら日本一周の旅を楽しんでいる
うんまほふうふ(@unmahofufu)です。
かの有名な縁結びの聖地・出雲大社にスポットを当てた『出雲エリア』と、観光拠点に人気な城下町であり、奈良時代に開墾した歴史ある美湯としても親しまれる『松江エリア』を訪れる1泊2日の欲張り旅プランをご紹介!
- 出雲市と松江市をまるっと2日間で楽しむプラン
- 知ってるともっと楽しめる「出雲大社」の雑学&正式な参拝作法
- 国内外から人気が絶えない人気庭園「足立美術館」の楽しみ方
- 地元民もたくさん集う「宍道湖」の魅力 などなど
今回は、出雲と松江の温泉・グルメ・アートを存分に楽しんできたので、ぜひこの記事で擬似体験してみてください。
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【概要】本プランの立ち寄り地
- 1日目:出雲エリア〜玉造温泉エリア
- 2日目:安来エリア(足立美術館)〜松江市内エリア
鉄道を利用すれば、JR松江駅ーJR出雲駅間は約1時間と好アクセス。松江駅を中心に、玉造温泉や足立美術館にも行きやすいので2日あれば主要スポットは巡りやすいです♡
車がなくても回りやすくて嬉しいですね♩
松江市内は城下町と湖畔の両方が楽しめるスポットでもあるので、レンタサイクルする人も多い印象でした!
Day1:出雲大社と日本三大美湯を堪能する
1日の大半を出雲大社周辺で過ごし、玉造温泉に宿泊するというプランです。せっかく出雲大社に行くなら、神話や歴史、雑学を備えて行くと楽しみの幅がぐんと広がります♡
出雲大社でお清めの砂をいただくには、まず『稲佐の浜』へ
出雲大社からおよそ1kmほどの距離にある海岸で、国譲り・国引きの神話で知られる場所が『稲佐の浜』。出雲では、神在月である旧暦10月に全国から八百万の神々がこの稲佐の浜から出雲の地に上陸するとされています。神様が集まるパワースポットというわけです!
旧暦10月は、他の場所では神様が留守になるので神無月と呼びますが、出雲では神在月と呼ぶんです!
稲佐の浜には、弁天島という小さな島があります。豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)を祀る小さな社が立っていてその姿がとても美しいです。(下図参照)
砂浜と弁天島の夕方の景観も圧巻!この時間に訪れるのも実はおすすめです。
ここでは、弁天島に祀られている豊玉毘古命様に合掌ののち、弁天浜の麓でお砂を少しいただきましょう!こちらの砂は、出雲大社への参拝時にお清めの砂と交換ができます◎
稲佐の浜で行われる旧暦10月10日の神迎神事の様子を見学することもできます。2023年は、11月22日が神迎神事である神迎祭(かみむかえさい)の日でした。その時の写真がこちらです♩
神々をお迎えするのが「神迎祭」で、神々の先導役となる龍蛇神を海に向かって配置して取り行われます。出雲大社の宮司さんが龍蛇神に挨拶します。稲佐の浜についた八百万の神々は、そのあと出雲大社に向かい、この出雲の地で縁結びや来年の収穫など諸事について神議りと呼ばれる会議を行います。
関係者しか近くでは見ることができないので、実際はかなり遠くから見るスタイルです。神迎祭にはじまり、旧暦10月には神事が順を追って行われていきます。
特に観客席などもないので、砂浜に座って見る形でした。ブルーシートなどあると良いかもしれません!
人生でぜひ一度は訪れたい『出雲大社』
島根県の名スポットと聞くとまず挙げられるであろう歴史ある出雲大社。とても有名な縁結びの社でもありますね!
出雲大社の主祭神である大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)が、傷ついた白ウサギに治療のための助言をしてあげたところ、実はそのうさぎが八上比売(やかみひめ)という美しい神様の使いだったという神話「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」があります。大国主大神の優しさが八上比売の心を射止め、ふたりが結ばれたことが縁結びの由縁とされています♡
親切な行いが恋愛につながるという素敵なお話ですよね…♡
境内には、神話にちなんだ可愛いウサギのオブジェがいくつもあるので探してみてくださいね!
神迎神事の期間には、縁結大祭(えんむすびたいさい)という縁結びの神議りにあわせた祭典も行われます。世の人々のさらなる幸縁結びを祈念したお祭りなので、近くで見ることができます。(秋頃 公式サイトより要申込み)
稲佐の浜から続く神道を進めば、1kmほどで出雲大社の正門に到着します。ここから出雲大社の境内に入り、参拝するのが良いでしょう。
正式な参拝順序はこちら!
- 勢溜(せいだまり)の大鳥居:正門鳥居
- 祓社(はらえのやしろ):大鳥居の先の下り参道を進みます
- 松の参道:中央は神様の通り道なので端の道を歩きます
- 御神像:因幡の白兎に関連するムスビの御神像
- 手水舎:お清めをしましょう
- 銅鳥居:青銅製の鳥居
- 拝殿:祈祷や奉納行事が行われる場所
- 八足門:御祭神に一番近づける門
- 御本殿(国宝):正月期間のみ楼門前まで入れます
- 東十九社(じゅうくしゃ):出雲大社に集う神々の宿になる社
- 釜社(かまのやしろ):食物を司る神様を祀る社
- 素鵞社(そがのやしろ):スサノオノミコトを祀る社
- 神楽殿:大きいしめ縄のあり祭典が行われる社
出雲大社の参拝作法は独特で、一般的な二礼二拍手一礼に対し、出雲大社ではすべての社で「二礼四拍手一礼」とされています。
出雲大社は「大社造り」と呼ばれる日本最古の神社本殿様式での建築物です。その一番の特徴とは、正面から見た時に、屋根の向きが八の字に見えること!比較としてよく用いられるのが伊勢神宮の「神明造り」で、こちらの場合は正面から見た時に屋根の面が見えます。
もう一つチェックしたいのが屋根の形です。一般的な直線的な屋根とは違って、大社造りである出雲大社は美しい曲線的な外観の檜皮葺屋根になっています♡
壮大で美しいと言われる出雲大社の外観の特徴を知ってから訪れると、その魅力がより感じられるはず♪
お土産にカフェに絶対外せない『神門通り』
参拝のあとは、大鳥居から出雲大社正門までの一本道、約700mの表参道『神門通り』へGO!お土産やさんやカフェがずらりと並んでいます。出雲観光ガイドさんのまち歩きマップがとてもわかりやすいのでお店チェックの参考にしてみてください。
おすすめその①
創業150年の出雲和菓子の老舗・坂根屋では、ほどよい甘さの出雲ぜんざいをいただけます。夏には冷やしぜんざいという特別メニューもあります♡
畳の和室でゆっくりできる席なので、ここで疲れた足を癒しましょう〜。
おすすめその②
ここでは、出雲大社をモチーフにした可愛い手拭いをゲットしました。銭湯やサウナが大好きなのでご当地手拭いは個人的にもすごくテンション上がる〜♡
「しめ縄お守り」や「勾玉キーホルダー」など島根らしい雑貨もおすすめです♪
おすすめその③
すでに営業を終了している車両で、レトロなオレンジ色の可愛らしい外観をしています。神門通りの出雲大社駅で自由に見学できるようになっており、おすすめのフォトスポットです!
美肌の湯でしっとりすべすべに♡『玉造温泉』
この日の旅のゴールは、日本最古の源泉のひとつとも言われる『 玉造温泉 』。奈良時代より1,300年の歴史があり、美肌の湯とも言われます。その規模と歴史は県内随一!
まずは無料駐車場に車を停めて、温泉街を散策してみましょう!川沿いを進むと、旅館や足湯スポットが点在しています。
川沿いには、雑貨屋さんや地元の日本酒を集めたショップなどもあります♪足湯と散策を楽しんだら、旅館についてからのんびり温泉に浸かるのもいいですね♡
実は玉造という町は勾玉生産でも有名で、それにちなんで川には勾玉橋が架かっています。大きな勾玉のオブジェは、翡翠(ひすい)という緑色の石で作られています!
勾玉は、いつしか神様を祀るために使われるようになりました。古事記においても勾玉に関連する神話が書かれていたことから、後に皇位を象徴とする宝物とされるようになったのです。現在は、天皇に受け継がれる三種の神器【八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)・八咫鏡(やたのかがみ)・草薙の剣(くさなぎのつるぎ)】の一つでもありますね!
源泉かけ流し100坪を越える大露天風呂や美しい庭園など、素敵な木造造りの旅館ばかりです。ゆっくり温泉とお食事を楽しむ一晩を過ごしてみてはいかがでしょうか♡
Day2:風情あふれる松江散歩とアートに触れる
2日目は、情緒あふれる松江方面を回ってみましょう!アートやグルメも必見です♪
世界トップクラスという事実に納得♡『足立美術館』
午前中におすすめしたいのが、美術館でありながら5万坪の広さを誇る美しい日本庭園で有名な『足立美術館』です。庭園を絵画に見立て、白砂と青松を用いて丁寧に手入れされた日本庭園は、季節ごとに表情を変える素晴らしい風景画だと感じられるでしょう。
館内にある床の間の壁に大きな穴を開け、「生の額絵」や「生の掛軸」を生み出すアートセンスに驚くとともに、ものすごく感動しました!
「これぞ、日本の絶景!」と心躍ります♡
もちろん美術館としての展示も素晴らしく、別名「大観美術館」とも呼ばれるほど横山大観作品を所蔵しています。人気作品の「紅葉」の鮮やかで豪快なタッチを一目観ようと、来館される方も数多いようです。
館内にある『 喫茶室 翆 』でお茶をしながらたっぷり時間をかけて素晴らしい風景を楽しみました♡
国宝にも指定されている現存12天守の『松江城』
『 松江城 』は、江戸時代以前に建てられ、今もなお残る現存天守12城の一つです。江戸時代には170あったとされるお城も、戦乱や天災、明治政府による廃城令でその多くが城郭を失いました。その素晴らしい保存状態から、現存天守12城のうち、松江城を含む5つは国宝にも指定されており、見どころも満載!
のんびり景色を楽しみたい方にぴったりの遊覧船もあります!大手前乗船場より約50分かけて小舟で巡るコースとなっています。
出雲そばを食べるなら伝統ある『八雲庵』
松江城に訪れたならぜひ立ち寄りたいのが老舗のそば処である『 八雲庵 』です。松江藩の大石源内の武家屋敷をリノベーションしたお店がとても素敵です♡
出雲の郷土料理である割子そば(わりご)は、そばに薬味をのせ、そばだしを直接かけていただくスタイルです。朱塗りの丸い器のことを割子と呼ぶことからその名がつきました。
名物の鴨なんばんも、優しいお出汁がすごく美味しくて癒されました♡
サンセットに誰もがうっとりする『宍道湖』
水の都・松江で外せないスポットの一つといえば『宍道湖』です。山海からの水がぶつかり合う湖の豊富な資源で古くから行われるしじみ漁でも有名な場所ですよね!
宍道湖の開けた景色は湖畔沿いサイクリングにすごくおすすめです!松江城周辺のお土産巡りと湖畔の夕日スポットを探す小一時間のサイクリングを楽しみました♪
宍道湖では、夕日の時間に合わせてサンセットクルージングが行われています。日本の夕日百選にも選ばれているこの景色を湖上から夕日を眺められる贅沢な体験♡
見頃のタイミングで出発し、ベストポイントに遊覧船を停泊させるのだそうです!この船に乗っている人が羨ましかったなぁ♡
宍道湖の景色を見立てたドリンクが人気『宍道湖サンセットカフェ』
夕日が美しい日にのみ営業する『宍道湖サンセットカフェ』は透明な建物のカフェです。背景に透ける夕焼けがキレイですね!
サンセットソーダなど、景色とともに楽しめるカラフルなドリンクが可愛いです♡
このカフェの周辺で夕陽を見るのが人気です!地元の方もたくさん来ています♪
老舗の洋食屋でいただきたいB級グルメ『カツライス』
そして、夕日鑑賞の際におすすめしたいのが松江B級グルメ・カツライスを持ち寄ることです!地元人気が高いカツライス発祥の老舗『レストラン西洋軒』では、テイクアウトも可能です。(電話予約もOK)
長年継ぎ足された本格デミグラスソースは、コク深く濃厚♡
これぞまさにソウルフード!また食べたいなぁ♪
自転車を停めて、ベンチに座って夕日を眺めながらのディナー。最高の旅の締めくくりではないでしょうか♪
まとめ:島根1泊2日おすすめ旅プラン概要
さて、本プランはいかがでしたでしょうか。
今回は、出雲・松江に観光してみて作成したモデルプランの紹介でした!
初めて訪れる人でも、島根を代表するグルメや歴史のみならず、合わせて観光したい温泉街やアートなどを存分に楽しめるプランを考えてみました♡
出雲市と松江市は隣町で近く、それぞれ1日あれば主要スポットの観光も可能なので、ぜひ両方の町を訪れてみてはいかがでしょうか♪
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